ドローンを雨の日に飛ばしても大丈夫なの？

雨や風が強い日などにドローンを飛ばしても良いのか気になる人も居ると思います。

せっかく休みが取れたのに天気が悪くてドローンが飛ばせないと残念ですよね。

なぜドローンを雨の中飛ばさない方が良いのかなどを解説していきます。

ドローンを雨の中飛ばさい方が良い理由

ドローンを雨の中飛ばさない方が良い理由は次の通りです。

ドローンは雨（水）に弱い

ドローンは分かっていると思いますが精密機械です。

空飛ぶスマートフォンだと思えば、雨の中飛ばそうと思わないのでは？

雨の日はドローンの機体内部に水が入るリスクが高く、故障の原因になってしまいます。

機体内部に水が入ると

ドローンにはプロペラを回すモーターやバッテリーなど多くの部品が内部に搭載されています。

また、水が侵入しにくい構造だと思いますがメモリやCPUといった電子部品があり、雨水によってバッテリーがショートしたり、電子部品が故障したりするかもしれません。

モーターが壊れる可能性もありますね。

バッテリーのショートや電子部品の故障により制御を失い最悪の場合墜落してしまう可能性が考えられます。

機体内部に水が入らなくても

ドローンは高速回転するプロペラで飛んでいるので、多少の雨であればプロペラの風で機体に雨が付着しないかもしれません。

ですが、ドローンの機体内部に水分が入らなくても、上下左右に取り付けられた機体の安全装置でもあるセンサーに水滴が付着すると、思わぬ誤作動を起こす可能性が考えられますよね。

また、雨の影響はドローンだけでなく操縦者にも影響してきます。

視界不良やコントローラーの故障などが考えられます。

雨の日は屋内で練習するか、ドローンのメンテナンスなどをするのが一番ですね。

突風が吹く可能性

ドローンは意外と風にも影響を受けます。

雨の日は低気圧の影響で突然強い風が吹くこともありますよね。

地上では大したことない風でも、上空は強い風が吹いている場合もあります。

特に風速が5m/s以上になると操縦しにくくなるのを感じ、ドローンも風の影響を受けているのが見て分かるはずです。

突風によりドローンの安定性が失われて墜落するリスクも高くなります。

大事なドローンが壊れてしまったらショックですよね。

雨の日に飛ばしたら法令違反となるの？

ドローンが雨の影響により墜落や故障の原因となることは説明しました。

墜落や衝突する可能性が明らかに高いので、雨の日の飛行が安全だと言えないですよね？

ですが「雨の日にドローンを飛ばしてはいけない」と定めた法律はありません。

国土交通省航空局のガイドラインに「安全に飛行できる気象状態にあるか」という項目があります。

ガイドラインであるため法令違反のように罰則はありません。

しかしガイドラインは、ドローンを飛ばすみんなが安全に飛ばせるようにと決められた共通ルールのようなものです。

いまはガイドラインで収まっていますが、ルールを破る人が多くなると法令に入れられて罰則が出来るかもしれません。

罰則が有るからとかではなく、ルールは守っていきたいですね。

この記事のまとめ

ドローンは雨の中を飛ばしてはいけません。

故障や墜落の原因となります。

ドローンを飛行中に天気が悪くなってきたら、すぐに飛行を中止して撤収するのが良いと思います。

また、雨の日は突然の強風も考えられるのでドローンにとっては弱点だらけの気象だと言えますね。

雨の日はドローンを飛ばさい。