こんにちは訪問ありがとうございます
100g以上のドローンを自由に飛ばせる場所は規制が厳しくなり減っています。
地方公共団体が管理する公園によってはドローンの大きさを問わず持ち込みを禁止している場所もあるぐらいです。
この記事では「河川敷ならドローンを自由に飛ばして良いのか?」っていう疑問について解説していきます。
ルールはしっかり守って飛ばしたいね
- 河川敷でドローンを飛ばしても良いのか
- 河川法について
- 許可申請先について
今回は河川法についてだね
河川敷でドローンを飛ばそうって思っている方は知っておきたい情報だと思うので、ご覧ください。
記事の結論:ドローンを河川敷で飛ばすことは基本的に可能ですが、勝手に飛ばすことは禁止です。
良かったら最後までご覧くださいね
ドローンを河川敷で飛ばすには許可が必要
2023年7月現在 多くの河川敷を管理している行政などは、河川法に基づくドローンの飛行について特に定めを作っていません。
じゃあ勝手に飛ばしても良いの?
河川敷は地方公共団体の土地なので、許可が必要だよ
私有地以外の場所でドローンを飛ばすには、土地の所有者・管理者の許可が必要です(特定飛行に該当する場合は私有地でも航空法が適用)
基本的に屋外で自由(許可なし)で飛ばせる場所は無いって思っていた方が良いね
空港の周囲など飛行禁止空域内に該当する河川敷では、ドローンを飛ばせないと思った方が良いです。(大変な手続きをして許可が出れば別)
許可が出ていても周囲の安全に注意する
河川敷でドローンの飛行許可が出たとしても、河川敷には他の利用者が居ることが考えられます。
特定飛行の許可が出ていない状態で、第三者や物件との距離が30メートル以上離れていないと航空法違反となるので注意が必要です。
特定飛行の許可が出ていたとしても、なるべく第三者や物件に近づかないように配慮する必要があります。
河川敷に関わる河川法とは
ドローンを河川敷で飛ばすには、航空法や飛行ルールとは別に河川法のことも知っておく必要があります。
法律として制定されたのは昭和39年です。
河川法の目的
この法律は、河川について、洪水、津波、高潮等による災害の発生が防止され、河川が適正に利用され、流水の正常な機能が維持され、及び河川環境の整備と保全がされるようにこれを総合的に管理することにより、国土の保全と開発に寄与し、もつて公共の安全を保持し、かつ、公共の福祉を増進することを目的とする。
河川法第1条
法律の条文って難しいよね
簡単に説明すると、以下のとおりだよ
- 災害の発生防止
- 河川の適正な利用
- 川の流れを正常に維持
- 河川環境の整備と保全
- 公共の福祉の増進
河川の管理については第2条に書かれています。
河川は、公共用物であつて、その保全、利用その他の管理は、前条の目的が達成されるように適正に行なわれなければならない。
河川法第2条
第2条には河川は公共用物であると書かれているので、基本的には誰でも自由に使えるのです。
そのためキャンプやBBQなども本来は自由に行っても良いのですが、管理者が居る限りは許可や確認をとる必要があります。
ドローンを飛ばすのも同じですね
河川の管理者
河川の等級によって管理者も変わってきます。
表にまとめました。
河川種類 | 管理者 |
一級河川 | 国土交通大臣 |
二級河川 | 都道府県知事 |
準用河川 | 市町村長 |
大臣や知事、市町村長となっていますが、許可申請は河川を管轄する土木建築事務所や河川課などになります。
先程も説明しましたが、河川でのドローンの利用に対して多くの管理者が定めを作成していないのが現状です。
そのため管理者によって河川敷の利用に関して回答が異なる場合もあるので注意する必要があります。
河川敷でドローンを飛ばす前に確認する
河川敷は公共用物なので簡単に飛ばせると思いがちですが、県や市町村の条例で飛行禁止区域となっている場合もあります。
河川法自体ではドローンの飛行を禁止していませんが、管理者が飛行禁止と定めているなら、そのルールに従う必要があるのです。
管理者の探し方はインターネットで「○○川」と検索するか、管理者の連絡先などが書かれた看板を探すと良いでしょう。
許可・承認について
ドローンを河川敷で飛ばす場合は、河川の工事や仮設建物を建築するなどの大がかりなことではありません。
そのため、ほとんどの場合は電話かメールでのやり取りで飛行許可が出ると思います。
管理者によっては届け出の様式があるかも
届け出の様式が有ればコピーを用意しておけば良いですが、電話だと記録として残りません。
ドローンを飛ばしているときに職務質問されても良いように、電話の場合は相手の名前と許可を受けた日付をしっかり控えておきましょう。
トラブルにならないように、メールなど記録に残る物が良いですね
河川敷でドローンを飛ばすまでの流れ
2023年7月現在 私が河川敷でドローンを飛ばす際に行っている確認の流れを紹介します。
空港や自衛隊の基地など周囲300メールが飛行禁止空域になっている場所もあるので、該当していないか調べます。
大きな川であれば等級が書かれた看板があります。無い場合はネットで調べると簡単です。
河川を管理する事務所へ電話してみます。
電話だけで許可が出たら一番簡単ですが、相手の名前を聞いて控えることを忘れずに。
メールやFAXなどで申請を求められたら、従います。
メールの場合
相手側のメールアドレスを聞いて、こちらから送信する。(スペル間違いが無いように注意)
心配なら電話してメールが届いたか確認。
メールでやり取りして、様式など記入する物があるなら、添付して返信してもらう。
FAXの場合
官公庁ではFAXがまだ使われているので、FAXでのやり取りもあります。
相手側のFAX番号を聞いて、記載内容に漏れがないようにして送信。
必要事項の記載漏れがないようにします。
郵送の場合
郵送での申請はしたことがありませんが、基本的にはメールやFAXと同じだと思います。
相手の送り先と担当者を聞いて、必要事項を記載した物を発送。
こちらの氏名、住所を伝えるのを忘れずに。
相手から返信がある場合には返信用の封筒を入れておく。
とりあえず電話してみるのが早いです
許可の申請先
河川の等級によって申請先は変わってきます。
一級や二級河川であれば都道府県の土木建築事務所へ電話します。
市町村であれば河川課にかけてみましょう。
場合によっては、たらい回し的な対応を取られることもありますがグッと我慢します(笑
相手も人間なので、こちらがイライラした口調で話すと相手も許可出さなくても良いかってなりますしね。
相手は別に許可を出そうが出すまいが関係ないので…
飛ばす場所によっては土木建築事務所の他にも観光協会など他の部署にも連絡する必要がありますが、指示に従いましょう。
面倒くさいね~
勝手に飛ばしてもバレないんじゃないの?
面倒くさいけど、勝手に飛ばすのはヤメてね
勝手にする人たちのせいで厳しくなるよね
この記事のまとめ
この記事では、「河川敷ならドローンを自由に飛ばして良いのか?」という疑問について解説しました。
結論として、基本的にはドローンを河川敷で飛ばすことは可能ですが、勝手に飛ばすことは禁止されています。
河川敷でドローンを飛ばすには、河川を管理する行政機関に許可申請を行う必要があります。
管理者は河川の等級によって異なりますが、電話かメールで申請ができることが多いです。
ドローンを飛ばす前には飛行禁止区域や許可が必要な場所かどうかを確認し、許可申請を行う際には相手の名前や日付をしっかり控えておくことが重要です。
河川敷でドローンを飛ばす際には、周囲の人々や規制に配慮し、ルールを守って楽しみたいですね。
最後までご覧いただき
ありがとうございます
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