こんにちは訪問ありがとうございます
ドローンは人口集中地区や空港の周辺など飛ばしてはいけない場所が多いですよね。
そこで、こう考えたことはありませんか?
海なら人もいないし良いよね~
砂浜から飛ばせば周りに物とか無いしね
えりちゃん
残念だけどダメなんだよね
ドローンって自由に飛ばせないじゃん
海は周りに障害物が無いし、とても気持ちよく飛ばせそうです。
私は山陰地方に住んでいるので、綺麗な海岸線とか砂浜から飛び立つ映像を撮りたいなぁ~ってドローンの法律を知る前は思っていました。
そう・・・ドローンの法律を知る前は・・・
この記事では海ならドローンを自由に飛ばせるのかって疑問にお答えします。
記事の結論:海でドローンを飛ばす際には海上保安庁や港湾管理者などに申請が必要になる場合がある
国土交通省の申請だけでは自由にドローンを飛ばせない場合が多々ありますね。
海や砂浜ならドローンを自由に飛ばしても良い?
良かったら最後までご覧くださいね
海ならドローンを自由に飛ばせる?
ドローンは人口集中地区や空港の周辺、自衛隊の基地周辺など飛行禁止区域が色々とあります。
ドローンの飛行禁止区域などについては、別の記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
また、飛行禁止区域だけでなく、ルールも存在するので、そちらもチェックしてください。
基本的には海は人口集中地区外ですし、近くに基地や空港が無ければ自由に飛ばせそうな気がしてきませんか?
私も最初はそう思っていました
ですが、海には海のルールというものが存在しているのです。
海のルール?
海には2つの種類があるよね
- 公海
- 領海
学校の授業で習ったこともあると思いますが
公海はどこの国にも属していない海域
領海はその国の陸地の続き。つまり国の主権が及ぶ領域。陸から12海里(約22.2km)の範囲
違いは国の物か誰の物でもないかです。
公海上と領海上のそれぞれで飛ばす際の注意点などを見ていきましょう。
公海上でドローンを飛ばす
公海はどこの国にも属していないので、どこの国の法律にも縛られません。
まさに自由にドローンを飛ばすには最適だと言えるでしょう。
ですが陸地から12海里も離れた場所です。どうやって行きますか?
船の甲板などで離着陸するでしょうから船長の許可が必要ですね。
領海でドローンを飛ばす
公海まで行くのは諦めて領海内でドローンを飛ばそうとした場合、「港則法」という海の安全を守る法律を厳守する必要が出てきます。
国土交通省への申請以外にも、海を管轄する海上保安庁へ申請が必要になることがあります。
海で飛ばす際には海上保安庁に問い合わせした方が良いね
港湾施設からドローンを飛ばす
海に向かってドローンを飛ばす際に港などの港湾施設で離着陸を行おうって思っている場合、港などを管理する港湾管理者にドローンの飛行に関して確認・申請が必要になります。
砂浜(ビーチ)からドローンを飛ばす
海上保安庁に確認を取って港湾施設でもない砂浜(ビーチ)からなら自由にドローンを飛ばせるって思っていませんか?
砂浜(ビーチ)は専門的には「海岸保全施設」と呼ばれるエリアになります。
今のところドローンの飛行に関してはっきりとしたルールが定められてはいませんが、確認は必要でしょう。
砂浜(ビーチ)は個人所有の場合もあります。
海水浴場など海の家が有るような砂浜(ビーチ)は共同所有だったり個人所有だったりします。
海なので公的な土地と思いがちですが、民間所有の場合がほとんどです。
私有地なので所有者の許可が必要ですね。
この記事のまとめ
海だとしてもドローンは自由に飛ばすことは出来ないってことをお伝えしました。
船長の許可だったり海上保安庁の許可だったり・・・正直面倒くさいですよね?
ですが、そういった法令やルールを守れないならドローンを飛ばさないでください。
逆に言えばちゃんと許可や確認が取れているなら自由に飛ばしても問題ないってことです。
誰かに言われても自信を持って「許可を得てますけど何か?」って答えられます。
楽しいドローンライフの影にはこういった地道な確認、申請が隠れているのです。
海でドローンを飛ばす際のワンポイント
まとめ後の雑談的な感じ
海でドローンを飛ばす場合は、風と距離感にも注意するようにしてください。
海岸を散歩などする方は知っていると思いますが海は遮蔽物がないので風が強いです。
特に海上ではかなり強い風が吹く場合があります。
沖に向かって飛ばしているときは追い風でスイスイ飛んで行ったのに、帰りは向かい風などでなかなか還ってこなくてドローンのバッテリーが少なくなって焦ることも・・・
ドローンに対してどのような風が吹いているかを感じる感性も必要です。
そしてドローンがいまどの辺りを飛んでいるのか距離の感覚を掴むことが難しい。
海上は周りに目印となるものが無いのでドローンとの距離を掴むのは難しいものです。
モニタ付きのプロポ(コントローラー)ならGPSを頼りに位置を確認できますが、モニタがない場合は機体の状態をしっかり把握できるようにしておきましょう。
あと、天気の良い日に海で飛ばすとかなり眩しいので帽子やサングラスなどは必須です。
日焼け止めもね~
これから海でドローンを飛ばそうと思っている人や知らないで飛ばしていた人の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます
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